「お客様は神様」ではありません!
「お客様は神様です」という言葉、誰でも1度は聴いたことがあるのではと思います。
しかし、「お客様は神様だろ!」と言って、お店に無理難題を押し付けてくるクレーマーのような客もいます。
私がよく通わせて頂いているお店でも、先日そのようなクレーマーがいた、というのをブログを読んで知りました。
私は現場に居合わせたわけではないので、具体的な状況は分かりませんが、
「お客様は神様、ってどういう意味だろう?」
「お客様はお金を払えば、店員に何を言っても許されるのだろうか?」
ということを考えさせられました。
「お客様は神様です」という言葉が使われ始めたのはなぜか?
調べたところ、三波春夫さんという方が使い始めたようです。
「お客様は神様です」という言葉に違和感を感じる理由
三波さんのブログ内容を一部引用します。
このフレーズが真意と離れて使われる時には、例えば買い物客が「お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?」と、いう風になるようです。そして、店員さんは「お客様は神様です、って言うからって、お客は何をしたって良いっていうんですか?」という具合。俗に言う“クレーマー”には恰好の言いわけ、言い分になってしまっているようです。
本来、お店のスタッフと、お客様は対等な立場であるはずです。
むしろ、お客様は「自分たちができないこと」をお店のスタッフにして頂いているのですから、お客様の方こそお店の方々に敬意をもって接するべきだと思います。
「お客様は神様です」という考えでは従業員を守れない
外資系ショッピングセンターで、クレーマーからさんざんに責められている店員を見かけた際、欧米系の支配人がクレーマーに対して「出ていけ!お前は客じゃない!」
「スタッフはお前の奴隷じゃない、謝れ!」
とまで言った、という出来事が以前あったそうです。