人狼初心者が意識するポイント:「グレーの幅を狭める」

先日、友人主催の人狼ゲーム会に参加させて頂きました。

GMを除き7~8人でプレイしました。

私も含め初心者が多かった会でしたが、とても楽しかったです。

  

8人村での役職配分

8人村でのあるゲームでの役職配分は以下の通りでした。

・騎士の連続ガードはなし

・初日占いは白通知(GM人狼ではない人を1人選んで教える)

 

(人狼チーム)

人狼:2人

・裏切り者:1人

(市民チーム)

・占い師:1人

・騎士:1人

・市民:1人

 

霊媒師がいないので、占い師がCO(カミングアウト)して、

村に正しい情報を与えて、人狼チームを追い詰めるのが定石です。

 

しかし、 人狼チームはそうされたら困るので、

人狼または狂人が「私が本物の占い師です」とCOして、

市民チームを混乱させようとします。

 

BとCの2人が占いCOした場合、市民から見るとどうなるか

市民Aさんの視点で考えてみます。

「私が占い師です」とCOしてきた人が2人います。BさんとCさんとします。

Bさんは「Dさんが白」、Cさんは「Eさんが白」と占い結果を告げました。

 

BとCのどちらが本物かで、状況が変わります。

※以下の場合分けで騎士は「市民」として扱います。

 

(Bが真占いの場合)

B:占い

C:人狼か狂人

D:市民か狂人 

E/F/G:以下の3通り

(1) 市民/人狼/人狼:Cが狂人の場合

(2) 市民/人狼/狂人:Cが人狼の場合

(3) 市民/市民/人狼:Cが人狼&Dが狂人の場合

 

(Cが真占いの場合)

B:人狼か狂人

C:占い

E:市民か狂人 

D/F/G:以下の3通り

(1) 市民/人狼/人狼:Cが狂人の場合

(2) 市民/人狼/狂人:Cが人狼の場合

(3) 市民/市民/人狼:Cが人狼&Dが狂人の場合

8人村での吊り回数は最大3回 (護衛成功がない場合)

人狼ゲームで重要な視点の1つに「吊り回数」があります。

護衛が成功しない場合、夜のターンを終えるたびに、

人数が「初日8人」⇒「2日目6人」⇒「3日目4人」と減っていきます。

 

この場合、3回しかない吊り回数の中で、2人の人狼を吊らなければなりません。

市民Aの視点で、情報が何もないのはFとG

上の例では、市民Aの視点で情報がないのはFとGの2名です。

初日の投票は「役職ローラー」(役職をCOした人を順番に全員処刑する)をしない限り、

「グレラン」で処刑するのが定石です。

ここでは、初日Gさんが処刑された場合を考えてみます。

真占いBが占った市民Dが襲撃された場合

以下、真占いがBで、Cが人狼であるとします。

夜のターンで、Bが占って白だったDが襲撃された場合を考えます。

 

占い結果を聞く前の時点では、

A視点では、BとCのどちらが本物か見分けがつかないので、

両方の可能性を考えなければなりません。

 

(Bが真占いの場合)

B:占い

C:人狼か狂人

E/F:以下の5通り

(1) 人狼/人狼:Cが狂人の場合

(2) 人狼/狂人:Cが人狼の場合

(3) 人狼/市民:Cが人狼の場合

(4) 市民/狂人:Cが人狼&Gが市民の場合

(5) 市民/市民:Cが人狼&Gが狂人の場合、またはCが人狼&Dが狂人の場合

 

(Cが真占いの場合)

B:人狼か狂人

C:占い

E/F:以下の4通り (※Eが人狼でないのは確実)

(1) 人狼/狂人:Bが人狼の場合

(2) 人狼/市民:Bが人狼の場合

(3) 市民/狂人:Bが人狼&Gが市民の場合

(4) 市民/市民:Bが人狼&Gが狂人の場合、またはBが人狼&Dが狂人の場合

グレーの幅が狭まると人狼チームは追いつめられる

上記のような推論をゲーム中に実際に行う事は難しいかもしれません。

しかし、グレーの幅を狭めていくことで、人狼チームへのプレッシャーを与えることができます。

「今グレーなのは〇〇さんです」のような発言をするだけでも、「この人は狼を見つけようとしているから市民っぽい」という風に判断されることもあると思います。